収録記念②ジェネレーションを知るといいこと-なぜ若者は「とりあえずカルピスサワー」なのか

最終更新: 2019年7月24日


エントリーがたまっている。。。( ;∀;)

もたもたしているうちにBBTさんのサイトで本動画が配信されたようです!

よかったら登録制ですがこちらご覧くださいませ



※ここまでのお話

先日BBT(ビジネスブレイクスルー)さんのオンライン講座である

組織人事ライブに慶應義塾大学の高橋俊介先生と対談させていただきました。

で、そのエントリーを誤って消してしまったので(悲)

とりあえずその続き、

収録記念①のこれから若手の特徴に続いて

ジェネレーションのお話。




とりあえずビールで乾杯な部長とランチでタピりたい20代

最近の若い奴は…というフレーズは古代エジプト時代から言われていたとかいないとか。

いつの時代も違う世代の人に対しては「?」と思うことがたくさんあるということですね。


「最近の若い奴はほんと飲み会に行きたがらないよな。

 飲み会行ってもさ、ウーロン茶とかカルピスサワーとかなんだよ。

 最初はビールだろー!」

 (50代/部長職)


「うちの上司、何かにつけてすぐ飲みたがるんだよ。

 なんで仕事終わってまで連れていかれなきゃいけないわけ?

 だったら気の合う仲間とタピる(タピオカ飲む)ほうがよくない?」

 (20代/3年目社員)


※ほぼフィクションです


まぁ、ありがちなやつね。

ちょっとこの発言の裏側を見てみましょう。



「なんで飲み会かって?

 そりゃー、きみ、チームメンバーが受注だとか達成だとか

 いいことあったらとりあえず飲むだろ~!?

 なんで?

 なんでって言われてもなぁ・・・昔からそうだよ。

 学生時代からサークルでも部活でもとりあえず仲間が集まったら飲み会だよ。

 最初のビール?そりゃー先輩からビール飲めって言われたら飲むだろう!

 まぁ昔は決してうまいとは思わなかったけどなぁ。

 ビールは味よりのど越し!最初はみんなでビールで乾杯!

 そうやって結束を感じてまた明日もがんばろう、ってわけだ」



「なんで飲み会に行かないかって?

 だって、行く意味あります?若手だからお酒つぐ、とか

 なんかいろいろあたりまえとされていることがあって

 しかもよくわからない上司からすごいからまれて、

 それでお金払わされるなんて・・・

 飲みに行くこともありますよ。

 大好きな先輩とはよく一緒にランチにも行きます。

 いつもたくさん話を聴いていただいたり、すごくアドバイスいただいたりして

 先輩とのご飯は大好きなんですよ。

 部内の先輩の達成したことは嬉しいしお祝いしたいです!

 でも、行きたい人だけでランチ、で良くないですか?

 学生時代からそんなに飲まないし、

 友達と集まるときは宅飲みで弱めのサワーとかでしたよ。

 ビール?飲まないです、おいしくないもん」


 

さて、ここから何が見えるでしょうか?


この上司部下と思われる2人。

実は共通していることがあります。

それは、メンバーの達成をお祝いしたいという気持ちです。

目の前のメンバーの喜びをチームの中で祝福したいという気持ちには変わりありません。


ただ、そのお祝いの仕方に違いがあります。


部長は、

・みんなで

・ワイワイ

・アルコール必須


部下は

・少人数で

・仕事の時間として

・アルコール不要


これは、まさにお互いの価値観の違いが表れています。

当然ながら、ここに良い悪いはありません。

何が違うか。

彼らのそれぞれの体験の中にある「チームでお祝いごとの体験」が違うだけなのです。




その人の価値観を形成する土台が世代に反映する

世代を見るときには大きく3つの観点で見ることができます。


①家庭環境

②学校教育

③社会経済


どれも密接に関連しているので厳密に切り離すことは難しいですが、

それぞれ人間の価値観を醸成するマクロ的要素としては大きな影響を及ぼします。

価値観とは何かというと「あたり前」の形成と言ってよいのではないかと思います。


①家庭環境

人間がまず最初に感じる社会とは家庭です。

親との関係性の形成のされ方、家の中で使われる言葉、お金の観念など

オトナや家の外の社会、経済感覚、そして性格形成に大きな影響をお及します。


例えばゆとり世代(1992年生まれ~)

親世代はバブル世代で、勉強や仕事以外にも楽しいことを謳歌したらいいじゃん!

という価値観世代。

「ともだち親子」「モンスターペアレンツ」などがキーワードで挙げられます。

親との関係が近く、反抗期が無いという話も耳にします。

就職時に親の影響を大きく受けるのもこの世代です。



②学校教育

学校は学力の差と思われますが、一概にそれだけではありません。

集団生活における関係性の作り方や、コミュニティにおける自我の形成、

他者との関係の作り方など、社会に出て生きていくうえでの土台となる

大きな価値観が形成されます。


ゆとり世代がもっとも揶揄されるのはこの場面でしょうか。

2000年の学習要綱改定により、授業時間が削減されたこともありますが、

実はそれ以上に

集団の中で「他人と比べる」環境が減り、

コミュニティの中で1番になる場面が減ったことが最もインパクトの大きい事象でした。

キーワードは「てつなぎゴール」。

個性個性といわれるものの、人は他人と区別することで自分の輪郭がはっきりします。

分かるの語源が分けるであることからもわかりますね。

つまり、昔は

かけっこ一番、習字一番、読書感想文一番、と

勉強以外に一番になれる場所がたくさんありました。

それが無い中で個性!とかあなたは将来何したいの?とか言われても

わかるわけねーだろ、と。

いわゆる「個性迷子」「自分探し迷子」になったりするわけです。


余談ですが、大学でのキャリア教育が盛んになったのもこの時期ですね。

キャリアなんて仕事する前に学んだところで

予定調和には何もいかないこの時代で

ほんと頭でっかちにするだけだなーと思ったりするんですけどね…。



③社会経済

経済状況、世相、ブームなどです。

これは挙げればきりがありませんが、ゆとり世代の最も根底にあるものは

「やってもあがらない」

彼らは生まれる前から不況です。

つまり、高度成長期やバブル期のように「がんばれば結果がついてくる」

という右肩感はまったくなく、

むしろ「がんばってもたたかれる、出る杭はたたかれ引っ張られる」

という感覚。

これはもう「世の中の雰囲気」として言いようがありませんが、

そんな中で生きているわけです。

文春砲とか最たるもので、どうでもいい話をすっぱ抜いては

人の不幸にみんながたまる・・・。 


そんな環境の中で「がんばれ」といったって

歯を食いしばって自ら頑張るなんてこと、できるわけないんです。

なぜなら、その困難を乗り越える以上の楽しさや達成化を知らないわけですから。


あとはコミュニケーション環境、つまりネット環境も大きいですね。

即時・永続的に残る・即拡散・選択的という特性はコミュニケーションの

当たり前にも大きな影響を与えています。




結局ジェネレーションギャップは「無謀なあたり前対決」

前述の2人に戻りましょう。


もうお分かりかと思いますが、

50代部長と20代部下は、これまで過ごしてきた当たり前が違うわけです。

みんなでワイワイ飲みながらやることがあたり前な部長

安心安全な人と小さくノンアルでやることがあたり前な部下


当然、ここに良し悪しはなく、正解もない


でも、たいてい縦社会構造の場合、

なぜか上の人の言ってることがあたり前前提となり、正解となるのは世の常です。

この違いが受け入れられてみんながハッピーになるように調整できるというのはそれはそれは至難の業なわけです。


あたり前のギャップを埋めることはできません。

でも、この違いが何かを分かったうえで、

相手に理解を示し、自分も大切にして対話をしながら共存することはできる。


そのためのひとつのきっかけとして、

ジェネレーションを知っておくのは有効だと思います。

レッテルを張らずに対話する

この力が必要ですね。



すっごいどうでもいいけど、

最近の若者が「とりあえずビール」をやらないわけ。


ビールって苦いじゃないですか。

決しておいしい飲み物ではない。

でも、無理やり飲み続けるとおいしくなるんだそうですよ。

昔は部活やサークルでとりあえず先輩から飲まされた。

だんだん慣れて飲めるようになるうち、

その場が仲間とのいい時間だったり達成体験と結びつく。

するとおいしくなって

「のどごしがうまい」とか言い出す。

のどごしってなんだ?みたいな(笑)


ロスジェネの私はビール大好きです。

たぶん、ゆとりの次の世代(ロスジェネの子供世代)は

ビール復活すると思うんですけどね。

それまでビール会社さんにはがんばっていただきたい!



      みせキャラ

ストレングスコーチ|研修講師プロデュース|ストレングスプロデューサーくすのきまいか

★20代・30代ビジネスパーソンの強み発見コーチング

​★四柱推命によるライフエールプロデュース

★ゆとり・氷河期世代(ロスジェネ)研究による人材開発コンテンツプロデュース

​★フリーランス企業研修講師のオリジナルコンテンツプロデュース

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みせキャラ(コラボレーションスペース・キャラボ)

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